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ゴールデンウイーク中の話になるが、北朝鮮の平壌で3日、先月初めの「北朝鮮レストラン従業員13人集団脱北事件」をめぐり、脱北した従業員の同僚や残された家族による合同記者会見が開かれた。

会見では、元美人ウェイトレスらが涙ながらに、「今回の事件は南側(韓国)が計画した組織的な拉致行為よ!」などと訴え、さらには事件の朝、韓国側が仕向けた「誘拐バス」から間一髪で逃れた場面まで描写して見せた。

それが事実であるかどうかは別としても、なかなか迫力がこもっている。それはそうだろう。同僚が集団で脱北したということは、彼女たちもまた、大なり小なり韓国側の影響を受けていたのではないか、との疑念を北朝鮮当局から持たれることにつながる。

公開処刑も執行

被害者としての立場をアピールするのは、国家のためでもあり、同時に自分のためでもあるというわけだ。