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その一例がソーラーパネルだ。

北朝鮮は電力難解消のために、国をあげて自然エネルギーを推奨している。中でもソーラーパネルは、電力事情の改善に重要な役割を果たす。増産とさらなる普及を推し進め、5月6日に始まる朝鮮労働党第7回大会に「金正恩氏の輝かしき業績」として示さなければならない。

それなのに、ソーラーパネルの生産が止まってしまった。中国からチタン板を輸入できなくなったからだ。

このままでは、総和(総括)で批判され、処罰されかねないと危機感を抱いたソーラーパネル製作会社の責任者は、貿易会社の担当者に「カネは多めに払うから、チタン板をなんとか調達してくれ」と泣きつく日々だという。