中国の通貨「人民元」は偽札が多いことで知られている。中国政府は、偽札対策を施した「新100元札」を昨年11月発行したが、既に偽札が発見されている。
一方、北朝鮮国内の市場にも多くの人民元は流通していることから、偽札問題が北朝鮮経済にも深刻な影響を与えていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。
原始的な偽札鑑別法
北朝鮮には国内向けのクレジットカードは存在せず、さらに銀行は信用されていないことから、国内外での商的取引はほとんど現金で行われている。その割合は、貿易会社で約8割、個人業者では100%に達するほどだ。