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中朝国境と接している羅先(ラソン)、会寧(フェリョン)、恵山(ヘサン)、新義州(シニジュ)などには、中国から人民元が大量に流入するため、きれいな紙幣が流通している。一方、中朝国境から離れた平安道(ピョンアンド)や黄海道(ファンヘド)の内陸地方では、偽札かどうか判別するのは困難なボロボロの人民元紙幣が流通している。

そこに目をつけた北朝鮮の犯罪組織が、中国の犯罪組織と手を組んで、偽札を大量に製造、流通させていると言われている。

人民元偽札問題は、かなり深刻だが、北朝鮮の人民保安部(警察)も国家安全保衛部(秘密警察)も偽札対策にはさじを投げているという。