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国際社会による経済制裁下でも、北朝鮮の民生経済に大きな変動が起きたとの情報は、今のところもたらされていない。最近では、厳冬期から春物への衣替えの季節を迎え、市場では新しい靴がよく売れているという。

北朝鮮には平壌、新義州(シニジュ)、順川(スンチョン)、恵山(ヘサン)に大規模な国営靴工場がある。金正恩第1書記が訴えている「輸入病(輸入に依存する傾向)の根絶」に合わせて、各工場で新しいデザインの様々な靴が製造されている。

しかし、生産量が限られている上に、当局のプロパガンダとは裏腹に、国営工場の靴はデザインがイマイチで消費者に人気がないというのだ。

特に流行に敏感な若者にとって、ダサい国産の靴は恥ずかしくてとても履けないという。市場に行けば、韓国製や中国製のオシャレな靴が売られているが、高くて手が出ない。そこで、個人経営による多くの「草の根企業」が靴の製造に乗り出している。

女子高生の工員も

北朝鮮では、どのようにして靴が作られるのだろうか。