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昨年には、北朝鮮がアフリカ第3の産油国・赤道ギニアから30億ドル規模のIT事業を受注したというニュースもあった。

(参考記事:国連制裁も「どこ吹く風」…北朝鮮が加速させる“アフリカ・ビジネス”

国連安保理決議による対北朝鮮制裁の履行状況を監視する専門家パネルは最新の報告書で、「制裁破り」が横行している現状を指摘。北朝鮮とアフリカ諸国などとの武器関連取引が継続しているとして、「制裁の効果に深刻な疑問がある」との懸念を示している。

北朝鮮とこのような取引を継続している国々は、おそらく確信犯的に行っているのだろう。世界には、日本や韓国のように、米国と安保上の利害を一致させている国ばかりでないということだ。

むしろ、米国と対立する国にとって、北朝鮮は「頼もしい存在」として映っている可能性もある。その筆頭がシリアだ。

(参考記事:シリアと北朝鮮の独裁者が交換する「お誕生日」の熱いメッセージ

シリアに北朝鮮を潤すような国力はないとしても、その背後にはロシアがいるしイランもいる。

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もちろん、国際社会の包囲網が北朝鮮の外交に何ら影響を及ぼしていないわけではない。