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高級幹部は、一時帰国した海外駐在幹部に、イタリア製の靴、フランス製の香水、日本製のピアノ、電化製品、ヨーロッパ産の食品を露骨に要求する。接待や高級品プレゼントを要求する時の労働党幹部の決めセリフはこうだ。

「君が海外赴任するのに力になってやったのに、挨拶はないのかね?」

この裏には、「言うことを聞かなければ、二度と海外に行けなくしてやる」という意味、つまり脅迫が込められている。

プレゼントは、高級幹部のみならず、思想検閲や組織生活を担当する「組織指導部」の担当者にも贈らなければならない。

接待費用は労働党へ

このように、一時帰国した海外駐在員たちは、外貨ショップやレストランを引きずり回され、骨の髄までたかられる。こうした悪習は広い意味で、朝鮮労働党の外貨稼ぎの一環とも言える。