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冷麺で有名な平壌「玉流館」の宴会ルームで、1本に3000ドルから5000ドル(約33万9000円から56万5000円)もするワインが注文されるケースもある。

こうした接待は一度きりではない。連日、幹部から入れ代わり立ち代わり連絡が来る。応じなければ不利益を被る可能性もあるので、接待する側は泣く泣く財布の紐を開かざるをえない。

2010年代初頭には、「一度帰国すると食事代だけで3万ドル(約339万円)も使わされる」という話が幹部の間で公然と交わされていた。

「挨拶はないのかね?」

また食事接待だけでなく、大成百貨店、楽園百貨店、光復百貨店などの高級外貨ショップで購入した外国製品を高級幹部に贈る習慣もある。