そのうちの一つに「北朝鮮の港に寄港した船舶が、国連加盟国の領海を通過する場合、条件なしで積み荷の検査を行う」という条項があり、従来の「大量破壊兵器などの疑わしい物質を積み込んだ場合」という条件がなくなった。
また「違法な物品を積み込んだと疑われる北朝鮮の船舶が、外国の港に入港することを一切禁じる」との条項も含まれており、これに関連して、中国が既に動きを見せている。
中朝貿易の最大の拠点である中国遼寧省の丹東港が、北朝鮮船舶の入港を禁止する措置を取った。
韓国のチャンネルAは、対北朝鮮筋からの情報として、ある中国人実業家が北朝鮮の船舶の丹東港入港について、当局に問い合わせたところ、「許可しない」との答えが返ってきたと伝えた。
このような制裁が実行されれば、北朝鮮の海路は完全に封鎖されることとなる。