北朝鮮の朝鮮中央通信と労働新聞は17日、金正恩第一書記が故金正日氏の生誕記念日「光明星節」に際して、錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を訪れたことを報じた。

錦繍山太陽宮殿を訪れた金正恩氏と李雪主夫人(2016年2月17日付労働新聞より)
錦繍山太陽宮殿を訪れた金正恩氏と李雪主夫人(2016年2月17日付労働新聞より)

過去にない異例の報道

北朝鮮メディアは、金正恩氏と李雪主(リ・ソルチュ)夫人だけが錦繍山太陽宮殿を訪れたと伝え、随行人との参拝の様子は報じられなかった。

金正恩氏は朝鮮労働党の幹部や朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の将校たちと錦繍山宮殿を参拝し、その様子も写真を通じて報じられてきただけに、今回の報道は極めて異例といえる。

昨年5月、人民武力相の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)氏が粛清・処刑され、今年2月にも李栄吉(リ・ヨンギル)総参謀長が処刑されたと見られているなど、めまぐるしく入れ替わる朝鮮労働党や北朝鮮軍の人事・序列などを悟られないための措置の可能性もある。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり(編集部訳)

敬愛する金正恩同志が光明星節に際して錦繍山太陽宮殿を訪れた

【平壌2月17日発朝鮮中央通信】偉大な党の賢明な指導の下、地球観測衛星「光明星4」号の大成功的な発射のような特大事変が続き、果てしない民族的な誇りと自負心が祖国江山に強く波打つ激動的な時期に、我が軍隊と人民は、偉大な指導者金正日同志の誕生74周年をを盛大に祝っている。

偉大な将軍様が全民族の渇望の中の白頭光明星に高く飛び上がったのは、主体革命偉業の明るい未来が広がった朝鮮の大通運(※素晴らしい幸運)であり、人類自主偉業の明るい未来を約束してくれた世界史的事変であった。

歴史のこの日があり、わが軍隊と人民は代を継いで首領福、将軍福を享受することであり、我々の革命は歴史のあらゆる挑戦にもめげず、主体の一つの道に沿って、上昇一路をたどって来ることができた。

朝鮮労働党第1秘書で朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第1委員長で朝鮮人民軍最高司令官の敬愛する金正恩同志が、李雪主同志とともに民族最大の晴れの祝日である光明星節に際して、2月16日の錦繍山太陽宮殿を訪れて偉大な指導者金正日同志に崇高な敬意を表示された。

絶世の愛国者であり不世出の先軍霊将で主体の永遠な太陽である偉大な将軍様に対する限りない思いが満ちて、あふれる主体の最高聖地の錦繍山太陽宮殿は、崇高で尊厳な雰囲気に包まれていた。

敬愛する金正恩同志は、偉大な指導者金正日同志が生前の姿でおられる永生ホールに入られた。

敬愛する金正恩同志は、李雪主同志と共に偉大なる将軍に最も敬虔な心で崇高な敬意を表示しながら、謹んであいさつを差し上げられた。

敬愛する金正恩同志は、祖国の富強繁栄と人民の幸せのための神聖な偉業に、自分の全てを捧げた偉大な将軍様の高貴な革命生涯と不滅の業績を感慨深く振り返られた。

敬愛する金正恩同志は、偉大な党、金日成朝鮮を世界が見上げる姿勢にしなさいと言った偉大な将軍様の遺訓を高く捧げて、もろもろの国史を、将軍の意志通り、将軍様のやり方で進めていくことで、主体革命偉業の最後の勝利を必ず成し遂げてみせなければならないという燃える誓いを固められた。

敬愛する金正恩同志の卓越した指導と党の中心に固く団結した、わが軍隊と人民の不敗の一心団結があり、千万軍民が白頭の革命精神、白頭烈風精神で、怒濤の進軍をしていく偉大で強大な我が国、朝鮮民主主義人民共和国の前途はただ勝利と栄光があるのだ。

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