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情報筋によると、すでに開城の住民からは「市場が死のうが生きまいが、考えもせず、核に狂った将軍様(金正恩氏)が、住民の胃袋(生計手段の例え)を奪った」という不満が出ているという。

一方、機転が利く商人は、工団閉鎖のニュースが公式に明らかになる前に、工団関連の幹部から情報を入手して動向を把握していたようだ。

「事前に、工団閉鎖を知った商売人たちは、公団幹部と結託して大量の原材料の『買いだめ』を計画してた。これまで内陸の市場では、工団の原材料で製造された靴、バッグ、服などが人気を集めていたからだ。買いだめした原材料を、他地方のトンジュ(金主=新興富裕層)により高い価格で卸売するのだろう」(内部情報筋)