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また、ミャンマーの軍関係者が訪問した目的は、「ミャンマー軍の現代化及び軍事力の増強」だったという。特に、覚書の評価という項目では、北朝鮮訪問が「成功」と評価されている。

北朝鮮とミャンマーの軍事協力を注視していたアメリカは6月末、大量破壊兵器(WMD)を積んだ疑いのある北朝鮮船舶、カンナム1号を追跡。ミャンマーに入港できなくする措置を取り、北朝鮮に引き返させた。

当時、カンナム1号はスカッドミサイルをも積んでいたと言われている。ミャンマーの核プログラムと関連した製品もあったと疑われている。最近アメリカは、北朝鮮とミャンマーの核協力の可能性に懸念を示して、両国を同時に圧迫している。

北朝鮮がミャンマーに核施設や技術を支援しているのであれば、それは核拡散活動になり、安保理決議の明白な違反になる。ミャンマーの核開発に敏感にならざるを得ない北東アジア各国の反発も強まるだろう。この問題が中国の態度の変化に影響を及ぼす可能性もある。

タイの安保国際関係研究所のティティナン・ポンスドヒラック所長は、「北朝鮮がミャンマーの核開発を支援しているという主張は、初期段階である現時点で確認する必要があるが、地域の安保に急激な変化をもたらすだろう。ミャンマーが貧困国家であるだけでなく、不良国家になるきっかけになる可能性が高い」と懸念を示した。