情報筋はホテルの名前を明らかにしていないが、中国の旅行サイト「CTRIP」によると、このホテルは鴨緑江沿いにあり、オンドルを含め6種類の部屋がある。フロントの壁には国際標準時、北京時間と並んで、平壌時間を示した時計が掛けられている。(外部リンク)
宿泊費は中国人88元(約1610円)、外国人138元(約2530円)からと、中国のビジネスホテルチェーンと似通った価格帯だ。泊まった人からは「鴨緑江が目の前で観光地が近い」「とても清潔」という肯定的な評価がある一方で「うるさい」「クレジットカードが使えない」などの否定的な評価もある。
こうしたなか、このホテルをめぐって様々な憶測が飛び交っている。
部屋には盗聴器や監視カメラも?
今まで中国国内の北朝鮮系ホテルとして数少ない存在だった瀋陽の「七宝山ホテル」が、ハッカー組織の本部など、北朝鮮の非公然活動の拠点だとの指摘がなされているが、丹東の北朝鮮系ホテルも、同様の目的で使われるのではないかというのだ。