丹東の別の情報筋は、また「小さなホテルでの収入源は宿泊費しかないため、さほど儲からないだろう」「それにもかかわらずホテルをオープンさせたのは別の目的があるかもしれない」と述べた。
さらに「中国人の間では北朝鮮のイメージが良くない上に、北朝鮮当局が部屋に盗聴器やカメラを設置しているという噂があるため、泊まろうとする人はさほど多くないだろう」とも語った。
一方で「観光地で周囲に人が多く、非公然活動を行うには目立ちすぎる」「北朝鮮向け商品の問屋街から2キロも離れているので、ビジネスにも不便」との見方もある。
中国の貿易業者によると、北朝鮮の公務員が中国に出張する際には、北朝鮮当局が指定したホテルにしか泊まれないことになっている。丹東にはそのようなホテルが5つ存在するが、今回オープンしたホテルも、そのような用途で使われている可能性がある。