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「朝鮮人民軍のドライバーは『ロシアから原油を大量に輸送しているため値段が下がっている』と言っていた。国際的な原油価格が下がっていることから、ロシアが北朝鮮に恩を売るような形で原油を安く輸出しているという噂されている」

別の情報筋がRFAに語ったところによると、今年1月15日の清津(チョンジン)市の水南(スナム)市場でのガソリン価格は1リットル3元だった。平壌より安いのは、ロシアと地理的に近いという理由が考えられる。

かつて、ロシアから輸入された原油は、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の羅先(ラソン)市にある勝利化学連合企業所に送られ精製されていた。ところがソ連が崩壊した1990年代中盤以降、北朝鮮とロシアの関係が冷え込んだため、原油の輸入が減り、この精製工場の稼働は中断している。