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北朝鮮当局は、国内にダブつく「外貨タンス預金」を回収し、国庫に納めるために高級レストランを次々にオープンさせ、富裕層の消費を刺激している。昨秋には200ドルもするアヒル料理のコースが人気を博していたが、今の平壌ではマグロ、それも「日本産マグロ」の刺身がブームだと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

最近平壌を訪れた中国のビジネスマンによると、平壌の高級幹部の間ではマグロが大人気だ。1週間の平壌滞在中に様々な高級幹部を接待したが、口をそろえて「マグロが食べたい」と言うので、自分がさほど好きではないにもかかわらず、毎回マグロの刺身を食べるはめになったという。

「マグロは日本から取り寄せた」

平壌市内でマグロが食べられるのは、高麗ホテルのレストランやヘダンファ館ぐらいだが、酒代と合わせて300ドル(約3万5000円)もする庶民には想像だにできないほど高価なものだ。