アフリカのタンザニアに派遣された北朝鮮の医師が、医学的根拠が不明な機器を利用して現地の患者に詐欺まがいの行為を繰り返していることから、現地の当局は取り締まりに乗り出している。

タンザニアの「シティズン」紙は、去年3月21日の別の現地紙を引用して、タンザニア食品安全庁が、首都ダル・エス・サラームでクリニックを営んでいる北朝鮮の医師に対して調査を行うことを検討していると報じた。

同紙によると、北朝鮮の医師は、現地のハーバリスト(伝統医学の医師)と共謀して、「量子共鳴磁場分析器」(Quantum Resonance Magnetic Analyzer、QRMA)なる機器を利用し、患者に高価な薬を売りつけたという。

QRMAとは、磁気を使って体の検査を行い、病気の有無などを検査する。機器は、中国製や北朝鮮製。医学的根拠は定かではないが、日本でもPRA療法と称して、治療に取り入れている代替医療機関が存在する。