北朝鮮が6日に行った4回目の核実験は、朝鮮半島の歴史でひとつのターニングポイントになるかも知れない。

そのように考えるのは、北朝鮮が「最強の核抑止力」である「正義の水爆」を遂に手にしたから、ではもちろんない。そうではなく、こうした事態に至ってようやく、北朝鮮を取り巻く問題の現実が浮き彫りになるかも知れないと考えるからだ。

韓米日中露の周辺主要国はこれまで、ともに北朝鮮と向き合っているように見えて、実はまったく違う方向を向いてきた。

米国にとって北朝鮮は、中東に比べればずっとコントロールの利いた地域だ。同盟国である韓国はいつも理性的だし、日本も米国に黙って単独行動をすることはない。北朝鮮が厄介な企みを持っているとしても、対処する時間は十分にあると思ってきたはずだ。

「ありそうもない変化」への期待

日本の政権の関心事は、拉致被害者を取り戻すことだけだ。それにしたって、絶対に何が何でもやり遂げようというほどのものでもない。

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