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税金制度の撤廃を公式に宣言している北朝鮮では、国や地方の機関が運営資金を稼ぐために、ありとあらゆる名目で住民から金を徴収する。代表的なものが、市場で商売する際に必要な「市場管理費」だ。このシステムも、地方政府の運営資金の一環と見られる。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の別の情報筋によると、オートバイの個人所有を認めるニュースを住民たちは概ね歓迎する雰囲気だという。とりわけ幹部やトンジュは喜んでいる。

一方で「この国の方針は朝令暮改」「急に方針が変わっていつまた没収されるかわからない」とし、購入を躊躇する人がほとんどだという。私有財産権が保証されていない北朝鮮では、国を信用できないのも無理はない。