北朝鮮で、一般庶民が作り上げた「草の根資本主義」を規制する動きが出ている。

市場に流通するコメをはじめとする様々な商品を検閲。最悪の場合は、売り物が没収されるという商人にとっては無慈悲な規制だ。

現場で取り締まるのは「労働者糾察隊」。各市や郡の人民保安部、日本で言う警察にあたる治安機関の傘下に置かれた組織だ。メンバーは、地域の「青年同盟」という青年組織から選ばれる。

名前からして、イカついイメージを持つが、そのやり口も乱暴で、住民からは「強盗団」「暴力団」と、恐れられている。

市場を席巻する海外製品

市場経済が席巻する北朝鮮の市場では、海外、主に中国製品が席巻している。基本的に海外製品は禁制品であり、厳密に法を執行すれば、ほとんどが没収されかねない。とはいえ、杓子定規に取り締まっていたら、市場自体が成立しないことから、治安機関も見て見ぬ振りをしてきた。