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北朝鮮のガールズグループ「モランボン(牡丹峰)楽団」の中国公演ドタキャン騒動の真相がおぼろげながら見えてきた。

本欄では、金正恩第1書記の「水爆保有」発言に中国側が不快感を示し、公演を観覧する幹部を大幅に格下げ。これに激怒した金正恩氏が「報復」に出たとする見方を紹介した。

そんななか、韓国の情報機関は、モランボン楽団が予定していた公演内容に問題があったと指摘する。では、何が問題だったのか。

モランボン楽団に限らず、北朝鮮の文化芸術の柱は、故金日成主席、金正日総書記、そして金正恩氏の偶像化がバックボーンだ。公演から金正恩氏偶像化の演目を除外したら、そもそもモランボン楽団の公演自体が成り立たず、そのことは、中国も公演前からわかりきっていたはずだ。