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そんな人権問題における軋轢にも増して韓国政府が警戒していたのが、カーターの選挙公約のひとつでもあった「在韓米軍の撤退」だった。

いまでこそ、韓国は北朝鮮を経済力で圧倒している。軍事面においても、通常戦力においては遥かに優勢だ。

しかし1970年代、ソ連から全面的な支援を受けていた北朝鮮の経済力は韓国と同等、あるいはほんの少し劣る程度であり、軍事力においては韓国を凌駕しているとさえ考えられていた。すなわち、在韓米軍の撤退は朝鮮半島の軍事バランスを崩す、危険な構想だったと言うことができるのだ。

そのような危機に直面して、朴正熙は何を考えたか。巷間囁かれているのが、「一度は放棄した核兵器開発プログラムを再始動させたのではないか」ということだ。

秘密宴会場での惨事

この見立ては、1979年の朴正熙暗殺事件にまでつながる、サスペンス仕立ての〝ストーリー〟として語られている。

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