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それもそのはず、シャワーからお湯が出ず、浴槽にもお湯が張られていないというのだ。一風呂浴びるには、10リットルのバケツに水を汲んで、石炭ストーブで温めなければならない。水が温まるまでは寒さに震えつつ待たざるを得ない。

さらに、石炭ストーブから出る煤煙が室内に充満して、臭くて息が詰まるという。これでは楽しみに行ったのか、苦しみに行ったのかわからない。

一方、トンジュ(金主、新興富裕層)が経営する銭湯は、全くの別世界だ。火力の強いブナの木を薪にしてお湯を温めているので、逆に湯気で息が詰まるほどだという。

「VIPルーム不倫」も横行

設備も一流ならば、値段も一流だ。恩徳院の一般料金は500北朝鮮ウォン(約7.5円)、VIPルームは1500北朝鮮ウォン(約22.5円)だが、トンジュの経営する銭湯は2000~3000北朝鮮ウォン(約30~45円)、VIPルームはその2倍から3倍だ。