北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、金正恩第1書記が朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の育苗場を現地指導したことを報道した。

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朝鮮人民軍の育苗場を現地指導した金正恩氏(2015年12月3日付労働新聞より)

中国で治療説の側近も同行

視察では、先月11日以来、姿を見せていなかった黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長が22日ぶりに登場した。

韓国メディアによるとは、動静が途絶えた間、黄氏は治療のために中国を訪れ、再度北朝鮮へ帰国したという。

同通信によると、金正恩氏は、「山林復旧作業において成果を収めるには育苗場の近代化を高い水準で実現しなければならない」としながら、次のように語った。

「この地区が6カ月後には大変革をもたらすと思うともはや胸が弾むとし、われわれが共に力を合わせてたたかって国の樹林化、園林化の実現に寄与するもう一つの貴重な富を創造しよう」

現地指導には、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)氏、呉秀容(オ・スヨン)氏、趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏、金京準(キム・ギョンスン)氏、馬園春(マ・ウォンチュン)氏が同行した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

金正恩最高司令官が朝鮮人民軍第122号育苗場を現地指導

【平壌12月3日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長の金正恩・朝鮮人民軍最高司令官が、朝鮮人民軍第122号育苗場を現地で指導し、知識経済時代の要請に即して育苗場を現代化するための課題を提示した。

金正恩最高司令官は、苗木温室、円形挿木場、野外栽培場、ビニール・シート温室栽培場などの各所を見て回りながら育苗場の管理・運営状況を調べた後、山林復旧作業をいっそう力強く展開すべきだとの貴重な教えを与えた。

山林復旧作業は万年大計の愛国事業であり、10年先を見通さなければならない長期的な事業であるだけに、1、2年間木を植えてみて成果が現れないからといって息を抜いては絶対にいけないとし、今日はたとえ苦労しても青い木々が生い茂る祖国の山河の明日を思い描きながら一株、一株の木を真心込めて植え、培わなければならないと述べた。

金正恩最高司令官は、山林復旧作業において成果を収めるには育苗場の近代化を高い水準で実現しなければならないと語った。

育苗場は単に苗木を栽培して供給するところではなく、山林復旧作業において主力を注ぐべき部門であるとし、今日、自身が朝鮮人民軍第122号育苗場を訪ねたのは、同育苗場を知識経済時代の要請に即して科学化、工業化、集約化が完ぺきに実現された21世紀の育苗場、わが国の育苗場のモデル、標準に転変させるためであると述べた。

春と秋にのみ植樹をしていた従来の方法から脱して朝鮮労働党の意図通りに四季にわたって木を植えようとしてもそうであり、木の活着率を画期的に高めようとしても育苗場を近代化、科学化しなければならないとした。

金正恩最高司令官は、人民軍が育苗場を知識経済時代の要請に即して近代化するためのたたかいにおいても旗印を掲げなければならないとし、設計 から資材の供給、建設力量の投入に至るまで第122号育苗場の近代化において提起されるすべての問題を現地で直接解決してやる恩情深い措置を講じた。

金正恩最高司令官は育苗場の全景を眺めながら、この地区が6カ月後には大変革をもたらすと思うともはや胸が弾むとし、われわれが共に力を合わせてたたかって国の樹林化、園林化の実現に寄与するもう一つの貴重な富を創造しようと熱烈にアピールした。

朝鮮人民軍の黄炳瑞総政治局長(朝鮮人民軍次帥)、朝鮮労働党中央委員会の呉秀容書記、趙甬元副部長、金京準国土環境保護相、国防委員会の馬園春設計局長が同行した。

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