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北朝鮮から海外に派遣された駐在員が忽然と姿を消す事件が相次ぎ、各国の北朝鮮大使館には緊張が走っていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

中国の対北朝鮮情報筋によると、今年9月にドイツと北京に駐在していた北朝鮮出身の家族が忽然と姿を消した。

こうした事態に、国家安全保衛部(秘密警察)が各国駐在の大使館に対して「監視を強化せよ」との指示を下す。各国駐在の大使館、領事館、貿易代表部の保衛員は、貿易駐在員や派遣労働者を徹底した監視下に置いているという。

増える下級幹部の亡命

しかし、情報筋は失踪した人が外交官なのか、貿易関係者なのかは明らかにしていない。また、失踪した家族が韓国や第三国に亡命したという情報も今のところはないが、事件性はないと思われるため、おそらく亡命の準備過程にあるものと思われる。