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90年代から2000年代初頭に脱北者が急増した当時は、生活苦から脱北する人が大半を占めていた。しかし最近は、それほど生活には困っていない下級幹部の亡命が相次いでいる。

韓国の国家情報院によると、北朝鮮の海外駐在者の亡命は、2013年は8人、2014人は18人、2015年は10月までに20人に達している。金正恩第1書記が政権に就いて以来、70人以上の高級幹部が粛清されたことが背景にあるようだ。強化される恐怖政治に恐れた下級幹部が相次いで亡命しているというわけだ。

さらに、朝鮮労働党創立70周年の記念行事に必要な資金を集めるために、貿易関係者や労働者を世界各国に派遣しながら外貨を稼ごうとしてるが、ノルマが達成できなかったり、違法行為を行ったために当局の処罰を逃れるために脱北している。

韓国人のような北朝鮮駐在員

ある外国人観光客は、昨年北朝鮮で見かけた貿易関係者の様子を次のように語った。