11月17日で「乙巳5条約」(乙巳保護条約)が結ばれてから110年となるのに際し、朝鮮日本軍性奴隷・強制連行被害者問題対策委員会のスポークスマンは16日、日本に朝鮮半島支配の過去清算を迫る談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

乙巳5条約は、日露戦争に勝利した日本が米英露など列国の承認を取り付けた上で、朝鮮半島を事実上属国化した条約。当時、日本は軍隊と警察で王宮を包囲し、韓国の国王と重臣らに条約締結を迫った。

朝鮮中央通信の記事全文は次のとおり。

【平壌11月16日発朝鮮中央通信】朝鮮日本軍性奴隷・強制連行被害者問題対策委員会のスポークスマンは、朝鮮の五千年の歴史にブレーキをかけ、朝鮮民族に植民地奴隷のくびきをかけるために日本帝国主義が「乙巳5条約」を強圧ねつ造した時から110年になることに関連して16日、次のような談話を発表した。

日帝は、条約でない「条約」で国際社会を欺まんし、武力で朝鮮民族を抑圧し、長々40余年間、わが人民に膨大な人的・物的・精神的被害を与えた。

問題は、このような甚だしい犯罪の歴史、加害行為に対して日本が敗北した時から70年が過ぎるこんにちまで何の謝罪も賠償もしていないことである。

犯罪に対する責任を感じるどころか、むしろ朝鮮に対する植民地支配が朝鮮人が願ったことだっただの、朝鮮の発展に寄与しただの、何のという詭(き)弁で国土強奪行為を正当化し、強制連行された朝鮮の青壮年を「志願」した人に、日本軍性奴隷被害者を「人身売買被害者」に罵倒し、反人倫的犯罪行為を破廉恥に美化、粉飾している。

現実的に、敗北して70年が過ぎるこんにちまで過去の清算をしていない国はもっぱら日本だけである。

わが人民は、帝国主義列強の角逐戦に苦しめられ、曲折と受難をなめていた過去の弱小民族ではなく、現時代は単なる一枚の紙で一国の国権を蹂躙(じゅうりん)した旧時代でもない。

特に、日本がわが人民に働いた過去の犯罪に対する清算は回避するからといって免れられ、片意地を張るからといってそのままパスできる問題ではない。

談話は、日本は朝鮮人民に働いた過去の犯罪を正しく清算することが回避できない法律的・国家的責任であるばかりか、日本のためのことであるということを銘記して一日も早く過去清算の決断を下さなければならないと強調した。―――

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