1キロ当たり、5000北朝鮮ウォン(約75円)の水準を保ってきた北朝鮮のコメ価格だが、9月に入って6000ウォン(約90円)に上昇するも、11月に入ってからは4000ウォン代(約60円)に下落した。一方で、燃油価格は上昇傾向にある。その詳細を両江道(リャンガンド)の情報筋が伝えてきた。

恵山(ヘサン)の市場では、10月中旬にコメ1キロが5200ウォン(約78円)だったのが、10月末からは4700ウォン(約70円)に下がったという。コメの収穫と脱穀が終わり、市場に新米が出回り始めたためだという。

また、白菜1キロは10月中旬に1950ウォン(約29円)まで上がったが、今では1500ウォン(約22円)まで下がっている。これは越冬用に大量のキムチを漬け込む「キムチ漬け込み戦闘(キムジャン)」が終わり、白菜の需要が減ったことによる。

麺類も大幅値上げ

一方で、燃油価格は上昇を続けている。 ガソリン1リットル6000北朝鮮ウォン(約90円)だったのが、11月初旬に7000ウォン(約105円)にあがり、最近では7300ウォンまで(約110円)上がった。また、ディーゼル油1リットルは10月中旬に4000ウォン(約60円)だったのが、4500ウォン(約67円)になり、今では5250北朝鮮ウォン(約79円)まで上昇した。

燃油価格の上昇は、越冬用の燃料の需要が伸びたことと、農閑期に入ってトラックで運送の仕事をする人が増えたことが原因だと情報筋は分析している。ちなみに北朝鮮の燃油価格は、国際的な燃油価格よりも国内需要や流入量の影響を大きく受ける特徴がある。

情報筋は、他に値段の上がったものとして、市場の屋台で売っている温かい麺類を挙げた。去年の今頃は、小碗1杯で1000ウォン(約15円)、大碗で6000ウォン(約90円)だったが、今年は主に小碗が売られていて、値段は1500北朝鮮ウォン(約22円)まで上がった。この価格上昇は季節的な要因ではなく、インフレによるものだと思われる。

    関連記事