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ガソリン1リットル6000北朝鮮ウォン(約90円)だったのが、11月初旬に7000ウォン(約105円)にあがり、最近では7300ウォンまで(約110円)上がった。また、ディーゼル油1リットルは10月中旬に4000ウォン(約60円)だったのが、4500ウォン(約67円)になり、今では5250北朝鮮ウォン(約79円)まで上昇した。

燃油価格の上昇は、越冬用の燃料の需要が伸びたことと、農閑期に入ってトラックで運送の仕事をする人が増えたことが原因だと情報筋は分析している。ちなみに北朝鮮の燃油価格は、国際的な燃油価格よりも国内需要や流入量の影響を大きく受ける特徴がある。

情報筋は、他に値段の上がったものとして、市場の屋台で売っている温かい麺類を挙げた。去年の今頃は、小碗1杯で1000ウォン(約15円)、大碗で6000ウォン(約90円)だったが、今年は主に小碗が売られていて、値段は1500北朝鮮ウォン(約22円)まで上がった。この価格上昇は季節的な要因ではなく、インフレによるものだと思われる。