平壌市内の新築マンションの暖房はセントラル・ヒーティング方式になっている。これは市内各所にある設備から温水を各部屋に供給するもので、とても暖かく、部屋の湿度も保たれるため非常に快適だ。
ところが、一向に解消しない電力難のため、セントラル・ヒーティングがまともに稼働しないことが多い。このような住宅に住んでいる人は「今年は寒さに震えて冬を越さなければならないのではないか」と心配しているという。
バケツを持って40階まで
最近、家庭内の電力はソーラーパネルで賄うのが一般的になっており、停電になっても部屋の中は真っ暗ということにはならないが、暖房に加えて水道とエレベーターばかりはどうにもならない。