北朝鮮の金正恩第1書記が、久しぶりの「武力示威」に臨んだ。しかし以前に比べると、どうも“派手さ”に欠けている。
朝鮮中央通信は3日、正恩氏が朝鮮人民軍の対空ミサイル発射訓練を視察したと報じた。正恩氏が軍事訓練の現場に足を運んだのは、戦闘機を盛大に飛ばした7月末の「空軍戦闘飛行技術大会」を指導して以来のことだ。
正恩氏は今年、年始早々から軍事訓練を精力的に指導した。そのことを報じる朝鮮労働党機関紙の労働新聞も、まるでミリタリー専門紙かと見まがうほどに、戦闘機などの写真を大量に載せるようになった。
また、オバマ大統領が「北朝鮮はいずれ崩壊する」と発言するや、攻撃機や潜水艦を動員して米空母に対する攻撃演習を即座に実施。その後も、新型ミサイルの試射を繰り返し現地指導している。