韓国の韓民求(ハン・ミング)国防相と米国のカーター国防長官は2日、ソウルで「韓米定例安保協議(SCM)」を開催した。
両氏は、北朝鮮の弾道ミサイルに対抗する「同盟の包括的なミサイル対応作戦概念と原則(4D作戦概念)」の履行指針を承認し、会談後に発表した共同声明に盛り込んだ。
4Dは「探知(Detect)」「かく乱(Disrupt)」「破壊(Destroy)」「防御(Defence)」からなる作戦概念。
両国はこれに基づき、偵察衛星や無人偵察機などを用いた監視・偵察(ISR)活動を通じ、北朝鮮の核・ミサイル基地の動きを常に監視。有事の徴候をつかみ、素早く攻撃兵器の使用に移行する体制を目指す。