北朝鮮の執権政党である朝鮮労働党の「第7回朝鮮労働党大会」が、来年5月はじめに開かれることになった。1980年10月に開かれた第6回党大会以来36年ぶりの開催となる。

第7回朝鮮労働党大会の招集を伝える朝鮮労働党中央委員会政治局の決定書(2015年10月30日付労働新聞より)
第7回朝鮮労働党大会の招集を伝える朝鮮労働党中央委員会政治局の決定書(2015年10月30日付労働新聞より)

朝鮮中央通信と労働新聞は30日、朝鮮労働党中央委政治局が同日に第7回党大会の招集を決定したことを報じた。労働党大会は、原則的に5年に1回の開催となるが、第6回大会以後は開催されておらず、金正日総書記の時代には一度も開催されなかった。大会の招集は5カ月前に告知することになっている。

朝鮮労働党は北朝鮮の指導政党だが、金正日氏は「先軍政治」を掲げ「党」よりも「軍」を重視。また、国防委員会を通じて政策を決定するなど、労働党の役割は低下していた。金正日氏は、後継者である金正恩氏が公式登場する2010年頃から労働党の陣容を再編しながら軍偏重を見直し、高指導者となった金正恩第1書記も、党重視の路線を引き継いだ。

金正恩氏は、36年ぶりの党大会を開催することによって、朝鮮労働党が北朝鮮の指導政党であることを改めて宣言しながら、権力基盤を強固にする狙いがあると見られる。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮労働党中央委政治局が第7回党大会の招集を決定

【平壌10月30日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会政治局がチュチェ104(2015)年10月30日、次のような決定書を発表した。

今、全党、全軍、全民は金正恩元帥の周りに一心団結して朝鮮労働党創立70周年を強盛、繁栄する先軍朝鮮の革命的大慶事に輝かし、白頭山大国の尊厳と威力を世界にとどろかした勝利者の強い勢いで社会主義強盛国家の建設を目指す総攻撃戦を力強く繰り広げている。

栄えある朝鮮労働党の創立者である金日成同志と尊厳高い朝鮮労働党の永遠なる総書記である金正日同志の卓越かつ洗練された指導の下、わが党は領袖の思想と指導の唯一性、継承性が確固と保たれたチュチェの革命的党、偉大な金日成・金正日同志の党に強化発展され、わが人民のすべての勝利の組織者、導き手としての役割を立派に果たしてきた。

朝鮮労働党は70年間の長きにわたり、自主、先軍、社会主義の路線と原則を百年大計の戦略として革命と建設を導いてわが人民を尊厳高い自主的人民、革命の威力ある主体に育て、人民大衆の自主的要求と理想を実現するチュチェの社会主義を建設し、世紀を継いで続いた帝国主義との対決戦で勝利の伝統を記しながら祖国の尊厳と自主権、革命の獲得物を誉れ高く守り抜き、この地に祖国の富強・繁栄とチュチェの革命偉業の達成のための万年の土台を築き上げた。

こんにち、われわれの前にはわが党と人民の最高指導者である金正恩元帥の指導に従って、金日成同志と金正日同志の遺訓を永遠の指導指針として社会主義強盛国家の建設に一大高揚を起こし、わが党を偉大な金日成・金正日同志の党により強化発展させ、その指導的役割を高めてチュチェの革命偉業の最後の勝利を早めるべき重大かつ聖なる革命任務が提起されている。

党中央委員会政治局は、チュチェの革命偉業、社会主義強盛国家建設偉業の遂行において世紀的な変革が起きているわが党と革命発展の要請を反映して、朝鮮労働党第7回大会をチュチェ105(2016)年5月の初めに招集することを決定する。

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