朝鮮中央通信は26日、南北離散家族の再会事業の全日程が終了したことを、ごく短く伝えた。その一方、労働新聞は「(再会実現は)共和国の確固たる意志が生んだ結実である」としつつ、「わが民族同士の精神」で南北関係を改善させるべきであると主張している。

北朝鮮は従来、離散家族の再会事業に消極的だったが、最近はこれをテコに、韓国に関係改善を迫る論調を見せている。

一連の報道全文は次のとおり。

北・南離散家族・親せきの面会が終わる

【金剛山10月26日発朝鮮中央通信】去る20日から金剛山で始まった北・南離散家族・親せきの面会が終わった。

北と南の面会者は家族、親戚の安否を伝え、血肉の情を分かち合った。

面会で、わが方の家族、親せきは、社会主義祖国の懐で幸福で誇らしい生を享受してきたことについて述べた。

共和国赤十字会中央委員会は24日、北と南の離散家族・親せきのために宴会を催した。

26日、北と南の血肉は再会するその日を思い描きながら別れた。―――

「労働新聞」北南間の接触と往来は共和国の確固たる意志が生んだ結実

【平壌10月26日発朝鮮中央通信】26日付の「労働新聞」は署名入りの論説で、民族の名山、金剛山で離散家族・親せきの面会が行われ、数日後に平壌で北南労働者統一サッカー大会が開かれると指摘した。

論説は、これは高位級緊急接触以降、北南合意履行のためのわれわれの誠意ある努力と温かい同胞愛、朝鮮民族同士の精神にのっとって対話と協力で関係改善の雰囲気をさらに高調させていこうとする共和国の確固たる意志が生んだ結実であるとし、次のように強調した。

北南間の対話と協力、和解と団結を抜きにしては、自主統一と民族共同の繁栄について考えられない。

北南関係を改善する根本目的は、わが民族の運命問題を自主的に解決するためである。

北南関係を改善するには互いの誤解と不信をなくし、相手を尊重して信頼し、差異点は後回しにし、共通点を探して和解し、協力しなければならない。

北南関係の改善において堅持すべき根本立場と姿勢は、わが民族同士の精神である。

わが民族同士の精神から発した北南対話と協力がどんな立派な結実をもたらしたかということは、すでに6・15統一時代が示した。

同胞の志向と時代の要請に顔を背け、体制上の対決を追求する対話と接触は事実上、行う必要がない。

南朝鮮当局が外部勢力を後ろ盾にして「体制統一」を追求するなら、いつになっても北南関係は改善されない。

論説は、民族共通の利益を優先視し、朝鮮民族同士の立場に立って和解と団結、協力を促していこうとするわが共和国の原則的な立場には変わりがないと強調した。---

    関連記事