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今年の北朝鮮の農産物の作況は概ね良好だと見られているが、依然として北朝鮮軍(朝鮮人民軍)兵士が各地の協同農場、個人耕作地を襲撃する事件が多発していると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

兵士達の狙いは「大豆」。味噌作りに欠かせない大豆が、今年は不作だったことが背景にある。

北朝鮮当局は、兵士の食生活改善のため各軍部隊に大豆栽培のノルマを課している。2000年代初め頃までのノルマは兵士1人あたり10キロだったが、2006年からは30キロに上げられ、金正恩政権が始まった2012年からは70キロに増やされた。

ノルマ達成に悩む国境警備隊

わずか10年でノルマが7倍に増やされたが、ある程度の畑を保有する軍部隊にとっては決して達成できないノルマではない。