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慈江道(チャガンド)の内部情報筋によると、国境警備隊の中隊に割り当てられた畑は3ヘクタール。この中隊では1ヘクタールに野菜を植えて、2ヘクタールに大豆を植えているが、6トンから10トンの収穫が見込める。

1中隊は通常67人編成。不作であっても1人あたりの収穫量は約90キロになるため、ノルマ達成は特に難しいものではない。ところが、今年は全国的に豆の実りが極端に悪く、生産量が大幅に減少。保有する畑が少ない部隊は困り果てている。

両江道(リャンガンド)の情報筋によると、恵山(ヘサン)の10軍団警備中隊に与えられた畑はわずか1ヘクタール。そこに大豆を植えたのだが、通常の不作時の3トンより更に少ない1.6トンしか収穫できなかった。

指揮官が略奪を命令

ノルマが達成できなかったとなると指揮官は処罰されかねない。指揮官が部下の兵士をけしかけて、夜な夜な協同農場や個人耕作地を襲撃させて大豆を略奪しているのだ。