北朝鮮が、深刻な少子化に悩んでいる。国連経済社会局(UNDESA)が7月29日に発表した「世界人口展望2015年度版」よると、北朝鮮の人口は現在2520万人で当面の間は増加を続けるが、遠からず減少に転じると予想されている。

少子化が進めば国力の低下につながることは間違いなく、金正恩第1書記が目指す「軍事強国」も「経済強国」も達成は困難になるだろう。もしかすると、正恩氏が年初に掲げた謎のスローガン「わが国をキノコの国にしよう」ぐらいは、可能かもしれないが…。

北朝鮮の少子化の大きな原因のひとつに、慢性的な経済難で子育てが難しいことがあり、女性たちの間では「出産拒否」の傾向が強まっている。

そして遂に、正恩氏は「避妊と中絶を禁止する」との指示を下した。北朝鮮の内部情報筋によると、つい最近開かれた保健関係の会議で「避妊と中絶を禁止する。指示に背けば懲役3年の刑に処す」との指示が伝えられたという。