ただ、人工衛星を軌道に乗せる核心技術は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などのそれと共通している。だから「衛星ロケットも打ち上げちゃダメよ」ということになっているのである。
北朝鮮はそれに対し、「お前らがどう考えようが、あくまで平和目的なのだから好きにやらせてもらう」と言い募ってきた。
今回のIAF加盟は、この主張をさらに強く打ち出すとともに、宇宙技術に関する世界の情報コミュニティーの中に座を占めよう、という狙いからであると考えて間違いなかろう。
もっとも、北朝鮮の「ロケット打ち上げはあくまで平和目的である」との主張は、彼ら自身の言動によってすでに崩壊している。
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