「閲兵式(軍事パレード)をはじめとした党創立行事準備期間中に『1件の敵対行為も適時に摘発し防止せよ」
交通も遮断され住民生活に支障
平壌市に隣接した平城(ピョンソン)との交通も遮断されている。道沿いにある「10号哨所」(国家安全保衛部管轄の検問所)では、人員が2倍に増やされ、車も人も追い返し、周囲の山でもパトロールを行うほどの徹底ぶりだが、これが物流に支障を来している。
平城には、平壌に物資を供給する全国最大規模の卸売市場があるが、交通が遮断されたため、平壌に物資を運搬できなくなった。例えるなら、東京が封鎖されて、神奈川や埼玉からの物資が入ってこなくなったのと同じような状態だ。
商人たちも「こればかりはどうしようもない」とあきらめ顔だが、彼ら以上に困っているの平壌市民たちだ。物資が全く入ってこなくなったため、物価が高騰しているのだ。