北朝鮮では、個人所有の車、すなわち「マイカー」は認められない。しかし、トンジュ(金主、新興富裕層)や幹部らは、工場、企業所などの機関名義で登録しながら、運送営業用の車やマイカーを所有している。

自動車産業の発達は、様々な派生ビジネスを生み出すが、北朝鮮でも「マイカー族」をターゲットにした新手の商売が登場しているとデイリーNKの平安北道(ピョンアンブクト)の内部情報筋が伝えてきた。その新手の自動車ビジネスとは「洗車場」。

北朝鮮では、90年代まで洗車場は存在しなかった。運転手たちは、川から水を汲み上げて車を洗っていたが、2010年頃から平城(ピョンソン)、順川(スンチョン)、新義州(シニジュ)などの地方都市を中心に、外貨稼ぎ会社が運営する「新しいスタイルの洗車場」が登場しはじめる。