北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射に対する国際社会の批判に強く反発。人工衛星打ち上げと称してミサイル発射を行う方針を繰り返し示唆している。

北朝鮮の朝鮮中央通信は18日の論評で、「国際法上公認された主権国家の合法的権利である平和的宇宙開発に言い掛かりをつけることこそ、われわれに対する許せない挑発である。」と主張。「人工衛星を宇宙に打ち上げるのは徹頭徹尾、われわれの自主的権利」であるとして、国際社会の懸念を意に介さない姿勢を強調した。

さらに「敵対勢力がわれわれの宇宙計画を侵害すればするほど、われわれの対応強度は日を追ってさらに強まるであろう」として、今後もミサイル開発を強化することを示唆した。

朝鮮中央通信の論評全文は次のとおり。

人工衛星はわが共和国の自主権の象徴 朝鮮中央通信社論評

【平壌9月18日発朝鮮中央通信】先日、わが党中央が決心した時間と場所で先軍朝鮮の衛星が空高く打ち上げられるというのが示唆された。

人工衛星は共和国の不屈の魂、強盛・繁栄に向かった無限大の力の噴出であり、自主権の象徴である。

それゆえ、真理に共感し、正義を志向する人々は、宇宙強国に向かってめざましく飛躍し、前進するわれわれの堂々たる姿に羨望の視線を送っている。

ところが、これとは相反して、意地悪いのが体質化された米国と南朝鮮の保守勢力は途方もない詭(き)弁と不当な強弁でこれをけなすのに余念がない。

彼らは、共和国の国家宇宙開発局局長と原子力研究院院長の回答に関連して、「南北関係の赤シグナル」「国際社会との対立」などと言って騒ぎ立てながら、とてつもなく「挑発」と罵倒している。

国際法上公認された主権国家の合法的権利である平和的宇宙開発に言い掛かりをつけることこそ、われわれに対する許せない挑発である。

現時期、宇宙開発は世界的すう勢になっており、多くの国が通信および位置測定、農作物収穫高の判定、気象観測、資源探査などいろいろな目的から衛星を製作し、打ち上げている。

事実上、宇宙工場と宇宙太陽エネルギー発電所の建設、宇宙旅行、月探査をはじめとする宇宙開発計画は、幻想ではなく現実となって宇宙は人々の必須不可欠の生活領域により近く接近している。

これは、過去に数カ国が独占していた宇宙開発時代がすでに幕を下ろし、広範な国々が参加する新たな宇宙開発時代が開かれたということを雄弁に示している。

われわれの衛星打ち上げもやはり、経済強国の建設と人民生活の向上を目指す国家科学技術発展計画による平和的な事業である。

われわれには、国の科学技術と経済発展、国家防衛に必須のの各種の実用衛星を引き続き打ちあげることを予見した総合的な国家宇宙開発計画がある。

先軍朝鮮の総合的な国力と先端科学技術の面ぼうを見せる衛星の打ち上げは、この壮大な計画実現の一環である。

われわれが行う宇宙科学研究と実用衛星の製作、その打ち上げと管制は徹頭徹尾、主権国家の堂々たる自主的権利であり、宇宙空間の平和的な利用を国連加盟国の普遍的権利と規定した宇宙条約にも全的に合致する。

宇宙開発分野での先端突破は、わが科学者、技術者と労働者が民族の尊厳と自尊心をかけて行う重大事である。

こんにち、この明るい世でわれわれの衛星開発を違うように解釈し、それを阻もうとすることより途方もないことはないであろう。

自前の力と技術でつくった人工衛星を宇宙に打ち上げるのは徹頭徹尾、われわれの自主的権利である。

わが党と人民は誰がなんと言おうと、この権利を堂々と行使していくという確固たる決心に満ちている。

敵対勢力がわれわれの宇宙計画を侵害すればするほど、われわれの対応強度は日を追ってさらに強まるであろう。---

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