北朝鮮の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は、先月の南北軍事的緊張に伴い、上陸作戦用のホバークラフト20数隻を韓国にほど近い高岩浦(コアンポ)の基地に一時配置していたが、このホバークラフトが、実戦には使えない代物だという証言が飛び出した。その原因は、構造的に欠陥があるという。
平安南道(ピョンアンナムド)の北朝鮮軍情報筋はデイリーNKに次のように証言した。
「朝鮮人民軍に配備されているホバークラフト『コンバンⅡ』(35トン)と『コンバンⅢ』(20トン)は、旧ソ連製の『M400』エンジンを羅津(ラジン)軍需工場で高速艦艇用に改造した『ラ-15機関』を装着しているが、このエンジン音が大きすぎる」