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情報筋によると、エンジン音は、4キロ先でも聞こえる大きさで「対南奇襲攻撃」どころか、上陸前に捕捉されて一網打尽にされかねない。さらにその船体の材質にも大きな問題があるという。船体を軽くするため、ゴム製部品を使用しているが、浮上させるに必要な空気を送り入れる箇所がゴム製のため、銃弾を数発打ち込まれればあっという間に沈没する。

別の北朝鮮軍情報筋は、デイリーNKに「8月の軍事的緊張が高まった時、ホバークラフトを最前線に移動させたが、北朝鮮に勝算はなく『フカシ』に過ぎない。乗組員たちは『自分たちはサンドバッグか弾除けだ』と嘆いている」と明かした。

使えないホバークラフトをわざわざ前線配置する作戦に、朝鮮人民軍内からも嘆きの声が聞こえると、この情報筋は言う。

「兵士たちは、戦闘に関する教育課程で、韓国軍や米軍の主要な武器について教育を受ける。ところが、この教育を通じて朝鮮人民軍の兵力が米韓両軍に比べると、いかに微々たるものかと気付いてしまうからだ」(北朝鮮軍情報筋)