日照りや大雨で心配されていた今年の北朝鮮のジャガイモの収穫だが、北部地方からは豊作が伝えられていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
RFAの消息筋によると、中朝国境地帯の両江道(リャンガンド)の協同農場では9月10日頃から、個人耕作地ではすでにジャガイモの収穫が始まった。
雲興(ウヌン)郡の大五是川(テオシチョン)、三水(サムス)郡のポムポなどの恵山(ヘサン)市周辺の各協同農場では、平年収穫量25トンを超え、今年は30トン以上の収穫が見込める状況だという。
個人耕作地は、70坪で1トンの収穫が見込まれている。平均的な協同農場の面積3000坪で換算すると、42トンを超える収穫となり、協同農場よりはるかに収穫が多い。個人耕作地の収穫が多いのは、協同農場と比べてきちんと管理されているからだ。