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そして、ヤミ金業者は回収した設備を使って靴などの日用品や人造肉(ソイミート)を生産する。本来、設備は国有財産だが、移動や売却さえしなければいくらでも抜け道がある。

一方、トンジュは土地や住宅などの不動産を担保に融資を受ける。返済が滞ると厳しく取り立てられ、返済不能になれば担保物件は回収され、売り払って現金化される。

ヤミ金業者は、かつては民間人が細々と営んでいたが、時間が経つに連れて拡大し、暴力団と結託するようになった。力をつけた彼らは保安署も手出しできない。もちろん、多額のワイロを保安署に払っていることは言うまでもない。

元金や返済期間によって異なるが、おおよそ10%ほどだという。利子は毎月末、または3ヶ月に1度払う形になっている。

「保証人」制度も登場

至急、カネが必要になった場合には「ドンジプ」(カネ屋)と呼ばれるヤミ金業者を利用する。こちらの方は、一般的なヤミ金より利子が高く50~60%だ。商人から外貨稼ぎ企業所の社長、国営工場の支配人まで利用者は多い。北朝鮮ウォンは扱わず、米ドル、人民元、日本円で取引を行う。

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