デイリーNKジャパンは、統合幕僚監部(統幕)が作成して共産党に流出し、共産党の仁比聡平(にひそうへい)氏が2日の参院特別委員会で提示した資料の全文を入手した。
資料は、河野(かわの)克俊統幕長が昨年12月17、18両日の訪米で、デンプシー統合参謀本部議長ら米軍・国防総省幹部7人と会談した内容を記載したもの。
自衛隊トップの、「沖縄問題」に対する不思議としか言いようがない認識が表れたダンフォード海兵隊司令官との会談内容などについてはすでに言及したが、今回はワーク国防副長官との会談内容について見てみたい。
河野氏を遮り発言
一見して伝わってくるのは、ワーク氏の安倍政権に対する強い期待感だ。昨年の衆院選での自民党の勝利について「我々にとっての助けになる」とはっきり述べながら、日本の集団的自衛権行使への期待感を、まったく隠そうとしていない。