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ポリバスとは、お金を稼ぐ(=ポリ)バスであり、公共交通機関とはちがって文字通り、商用を目的としている。ほとんどが30人乗りで、乗車料金も既存の公共交通機関に比べて50倍以上高い。さらに支払いは、ほとんど中国人民元で受け取るという。

運転主や車掌も運営するトンジュが厳選した人物で、運行回数と乗客数に応じて手当を受ける歩合制が導入されている。つまり事実上の市場経済方式で運行されているのだ。

ところで、こうしたポリバスはどのようにして北朝鮮に入るのだろうか。そのウラ事情について、最近訪朝した華僑はRFAに次のように述べた。

「中国で約10〜20万キロ走った中古バスが大量に北朝鮮にわたっている。中古バスの相場は、1台当たりの価格は、1万〜1万5千ドルだ。正確な数字は統計情報がないのでわからないが、平壌市内を走るバスの60%以上が、私営バスと見られる」