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また「暴行されたり、食事をまともにもらえなかったりする上に、世間から白い目で見られるので、家族は患者を49号病院に送ることを嫌がる。自宅で面倒を見るのが普通だ」とも語った。

一方で、デイリーNKの内部情報筋は、北朝鮮の精神病院が本来の目的とは違う形で使われていると指摘する。

最近、海外勤務から帰国した北朝鮮外交官が、精神疾患にかかったわけでもない自分の子どもを精神病院に入院させるケースが増えているというのだ。

上流階級に属する外交官の子どもは、平壌で良い暮らしをしているので「我が国は地上の楽園」というプロパガンダを鵜呑みにする傾向が強いという。ところが、父親の海外赴任に伴って情報があふれる海外で暮らすようになるとその嘘に気づいてしまい、北朝鮮を極度に嫌うようになってしまう。