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NKニュースは、「北朝鮮の人々は精神疾患をどう治療するのか」と題した記事で、脱北者イ・ジェソンさんの証言を引用し、北朝鮮には心の病を抱えた人が大勢いるが、専門的に治療する医療機関や医師がおらず、家族の支えに頼らざるをえない状況だと報じた。

2011年に脱北して現在は韓国在住のイさんは「北朝鮮では『精神科医師』という言葉を聞いたことがない」「神経科専門医は存在するが、神経系の疾患の治療は行っても精神疾患を治療することはない」と語った。

イさんは続けて、「北朝鮮には『49号病院』と呼ばれる精神病棟が存在するが、山の中にあり、精神疾患を治療するのではなく、患者を収容するだけの施設だ」と明らかにした。

しかし、イさんは「49号病院はどこの所属で、誰が具体的にどのように何をするのかはわからない」と、北朝鮮の国内でも精神病院の実態がさほど知られていないと証言した。