中国は、人民元の対ドル相場の取引基準値を11日に1.86%、12日1.62%を切り下げたのに続き、13日にも1.11%切り下げた。この影響で世界各国の同時株安となっている。

北朝鮮には株式市場は存在しないが、国内の外貨依存度、とりわけ人民元の依存度は極めて高いことから早くも影響が出つつある。

平安北道(ピョンアンブクト)で貿易に携わっている李某氏は米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)のインタビューに次のように答えている。

「人民元切り下げのニュースが中国から伝わり、あっという間に北朝鮮国内にも拡散した。新義州(シニジュ)市内の駅前ホテルや外貨商店など外貨両替所には、米ドルを買おうとする闇両替商たちが集まっている」

「市場では、人民元で販売したり購入すると損をするので、受け取らないという商人も現れた」

新義州の商売人は、人民元で1000~2000元(約2万円~4万円)は普通に保有している。トンジュ(金主、新興富裕層)になると数万元の資産を保有している人も少なくないが、今回の切り下げで資産の10分の1を失った人が続出。今後も混乱が予想される。